ピクシーのインタビュー
19日付Večernje novosti紙でのピクシーのインタビュー
(意訳・誤訳はお許しください)

事実上、(Jリーグの)すべての外国人選手、監督達は今の状況のために
自分の家へ戻った。我々はトレーニングを中止した。
日本サッカー協会とも相談し、選手達には一週間の休暇を与えると決めた。

・私達のサッカー界のエースは地震を体験した-新幹線の中で。
 時差と辛い体験の跡は、いまだ明らかに残っていた。

妻が私を駅まで送っていった。我々は14:40に発ち、14:46に新幹線が
急にブレーキをかけ、止まった。それが地震によるものだとは分かっていた。
日本では少しの地震で、電車が電力を失い、止まるから。
揺れは長く続いた。こんな経験は私の人生で初めてのことだった。
不安になり、すぐに妻に電話をかけようとした。繋がるまで20回も
かけ直さなくてはならなかった。

・実際になにが起こったのか、わかっていましたか?

我々は同時に理解した。間もなく、車両のディスプレイに情報が流れたからね。
そして我々はパソコンや電話で、我々が向かっていた仙台市が震度7だったことを知った。
車両の中で、我々は何が起きたかを見た。津波が目の前にあるものをすべて
飲み込み始めたのを。それはぞっとする恐ろしい映像だった。

・それはどれほど続いたのですか?

すぐに我々は、遠い場所は何事もないだろうと連絡を貰った。
我々は5時間車両にいた。すべては封鎖された。それから次の駅で降りて、
バスで帰った。家に着いたのは真夜中だった。合間には3度ほど揺れを感じた。

・幸運でした。仙台は深刻な被害をうけましたから…

仙台は日本の北にある、多くの人が住む、緑豊かな美しい街だ。
我々がJリーグ第2節の遠征の計画を立てた時、飛行機で行くか、通常通り
新幹線で行くか聞かれた。我々は新幹線で行き、飛行機で帰ることを決めた。
その決定で良かったようだ。逆だったら、我々は大惨事の渦中にいただろう!
マグニチュード9の震源地は仙台から130km離れた太平洋沖だった。
例年通り、宿泊予定だったホテルはダメージに耐えた。
幸運なことに、ライバルチームの仙台の選手達には誰も怪我はなかった。
名古屋の選手、スタッフの何人かは被災地の近くに家族がいたのだが、
彼らも、我々の友人同様、無事だった。

・日本人達はこの震災に際してどのようにふるまっていますか?

とても落ち着いている。とても規律正しい民族なんだ。彼らは地震の多い地域に
住んでいるので、こういう状況にはどう振舞うか、理解している。
それでもすべてに大きな不安は見えた。恐ろしいイメージだ。
例えば、9500人がいた地域がもう地図の上ではないのだ。

・3月22日にトレーニングが決まっています。行うつもりですか?

トレーニングはプラン通り、その日の午後に行う予定だ。
私がそのトレーニングのために帰るか、他の日にするかは、まだわからない。

・あなたはそれでも日本に帰りたいと思いますか?

もちろん!迷いはない。4月の半ばにはリーグ戦が再開されると思っている。

・放射能を恐れてはいない?

すべての人と同じように、不安は確かにある。しかし、それが人生だ。
あちらに住む人々ができる限るのことをしているのを私は知っているし、
原子炉のひとつに送電できたという情報も届いている。

・実のところ、あなたの家はどこなのですか?パリ、名古屋、ニシュ、ベオグラード?
 どこで、どのように生活しているのですか?

我々はセルビア、日本、フランスに住んでいるけれど、ベースはパリだ。
1994年から長く続いている。基本的に私とスネジャナはほとんど一緒にいて、
娘のアンドレア(22)とアーニャ(20)、息子のマルコ(18)は
パリの大学、高校に通っているが、自由な時間はいつでも一緒にいるように
している。その時が最も幸せな時だ。その時間は誰にも購うことはできない。
監督の仕事は楽ではない。でも、我々は理解しあっているし、上手くいっている。
そして日本はその点でとてもポジティブな影響を我々に与えてくれているように思う。

・あなたの意見では、日本の最大の美質は?

とても謙虚なところ。日本は経済大国ではあるけれど。
思いやりを大事にしている。彼らは尊大ではなく、とても規律正しく、他人を尊重する。
そうでなかったら、私はこんなに長くあちらにいたいとは思わなかっただろう。

・セルビアにはどれほど滞在しているのですか?

セルビアには頻繁に行っている。ほとんどが休暇で。
新年を迎えるためにベオグラードに20日ほどいて、ニシュにも行った。
おそらくまた夏に行くつもりだ。

・将来のプランは?

多分、監督の仕事をどこかで続けていると思う。

・次の駅はどこにしたいと思いますか?

イングランド。何度もロンドンに旅行していて、私はあの街が好きだ。

・チームは?

アーセナルを見るのは好きだ。彼らの監督アルセーヌ・ヴェンゲルとは
私が選手時代からの友人だ。私は名古屋をアーセナルのプレイ・スタイルで
育てようとしている。そして、それに成功しているように思う…。
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by yuzuru_yuyu | 2011-03-22 10:53 | piksi
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